母の武勇伝

私は網膜剥離で入院してたのですが、同じフロアの同じ科に入院してたおじさん。
私は病院の都合で個室だったんですが、その斜め前のおじさん。

いつもこっちをみてる。

ドアを閉めても覗いてる時があった。

看護師さんから注意されてはいたんだけど、やめない。

まぁもうすぐ退院だと諦めていた。

ある日母親がお見舞いにきた時、母がドア付近でうろちょろうろちょろ

何やってるのかわからなかったけど、暫くしたら帰って行った。

その次に母がきた日に、母がまたドア付近でうろちょろうろちょろ。

「ちょっとまっててねー」と言い残し部屋から出て行ってしまった。

しばらくして、警察と母が部屋へ。

何事かと思っていたらもう一人の警官がそのおっさん連れてきた。

おっさんは暴れまくり、暴言はきまくり。

私に対して「そんなでっけー胸して見せつけてんだろう、この売女!」といった瞬間に、おっさんに母がビンタ

「あんた、病人のくせに、部屋で猿みたいに自慰ばっかりしてたでしょう。きたないわよ。」

おっさん「なにのぞいてんだきもちわるい!」

お母さん「でもあんたは私の娘の部屋覗いてたじゃないの。」

ここでおっさん撃沈、警察に。

お母さん、あの日ドアに小さいカメラつけたんだって。

機械苦手なのに、わざわざ義兄に相談してやってくれたらしい。

すっきりしたよ、お母さん