私の勤務先は会社の本部のような位置づけなので、商品や各支社に配る備品を管理する大きな倉庫がありました。

一番大きな棚が2.5メートルくらいでしょうか。整理中作業中に、別の人が扉を閉めたときに、上の棚から物が落ちて来て私の胸部を直撃しました。その時の感想は次のような感じです。

「あっ痛い…?…かな?」
「あっ痛い痛い痛い痛い!死ぬ死ぬ痛い!」
後から聞くと、最初の痛みは物が当たった痛みのようです。実際、肋骨に軽いヒビがあったそうです。

少し間がして来た激痛は、物理ショックによる不整脈から心停止までの痛みだったようです。最後は意識もうろうとしてさっぱり覚えていません。たまたま近くに人が居て、その人がAEDを使用してくれたおかげで助かりました。

後日、市から救命してくれた人が表彰された事で一部社員から「目立ちやがって」と妬まれ、いじめが発生しました。会社はトラブルを恐れてか、一切を放置。私と救命者は嫌み言われまくりです。
「本当にそんな事故起こったのか?」
「ただの打ち身だったんじゃないか?」
もう散々。我慢するのもバカバカしく、最終的には退職しました。

大人しく辞めるのも腹が立ったので、専門家を入れて事故発生の労務環境や事故後のいじめ放置についても慰謝料としていただいて辞めました。