昨年の夏、10時から11時ごろにかけてピンポンダッシュをされ続けた時期がありました。
初めは怖かったけど実害ないし、窓から見下ろした後ろ姿は複数の中高生っぽかったので、あんまり気にしてもいませんでした。
わざわざ2階まで上がってきて、いい年してなにやってんだと呆れたぐらいで。
そんなある日、色々あってイライラしてた時に、階段を上がる音が聞こえてきました。またきたなと思い、ドア開けて怒鳴ってやろうと玄関で待ち構えました。
今までは逆ギレされたり、後で変ないたずらされたりしたら嫌だからと思って極力顔を出さないようにしていたのですが、その日はお酒も入っていて気が大きくなっていました。
「……お前押せよ」
「うっせーよ! やれよ!」
ドアの外からは、ヒソヒソと男子らしき話し声がします。一応チェーンは掛けたままにして、私は勢いよくドアを開けました。
「いい加減にして!」
その声を聞き、階段を上りかけてた男子たちは、一斉にこっちを見ました。彼らはまるでいたずらっ子のように笑っていました。
「やべー、とうとう怒られたって」
一気に階段を駆け下りて行く彼らの姿。でも私は驚いてそれ以上声も出せませんでした。
格好はほんといまどきって感じのお洒落な男子なんだけど、顔がどう見ても30歳後半だったのです。
4、5人いたおじさん達は、みんな拳銃みたいなものを持っていました。あれからぱったり来なくなりましたが、いまだに怖いです。
初めは怖かったけど実害ないし、窓から見下ろした後ろ姿は複数の中高生っぽかったので、あんまり気にしてもいませんでした。
わざわざ2階まで上がってきて、いい年してなにやってんだと呆れたぐらいで。
そんなある日、色々あってイライラしてた時に、階段を上がる音が聞こえてきました。またきたなと思い、ドア開けて怒鳴ってやろうと玄関で待ち構えました。
今までは逆ギレされたり、後で変ないたずらされたりしたら嫌だからと思って極力顔を出さないようにしていたのですが、その日はお酒も入っていて気が大きくなっていました。
「……お前押せよ」
「うっせーよ! やれよ!」
ドアの外からは、ヒソヒソと男子らしき話し声がします。一応チェーンは掛けたままにして、私は勢いよくドアを開けました。
「いい加減にして!」
その声を聞き、階段を上りかけてた男子たちは、一斉にこっちを見ました。彼らはまるでいたずらっ子のように笑っていました。
「やべー、とうとう怒られたって」
一気に階段を駆け下りて行く彼らの姿。でも私は驚いてそれ以上声も出せませんでした。
格好はほんといまどきって感じのお洒落な男子なんだけど、顔がどう見ても30歳後半だったのです。
4、5人いたおじさん達は、みんな拳銃みたいなものを持っていました。あれからぱったり来なくなりましたが、いまだに怖いです。
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