夜から朝にかけて、雪が積もるくらい降っていたある日の出来事です。
私の家では、誰も起きていない休日の朝なのに、庭に足跡がたくさん!という事件が発生しました。

警察へ通報する?と家族会議してみたんですが、「近所の子供の仕業かも」と話がまとまりとりあえず放置することになりました。

その日の夜、夕食も終わり、デザートを食べて寛いでいる時でした。
カーテンを閉めた庭に通じる引き戸(ガラス張り)から、ダンダンと音がするんです。

吹雪が酷いせいかな?様子でも見てみようかな?
そんな事を考えながら妹と一緒にカーテンを開けて、ガラス張りの引き戸を見ました。

すると…暗闇の中に黒い衣装を着たクラウ○ーさんが立っていました。
しばし唖然としながら見つめ合う私とクラウ○ーさん。

後で聞くと、妹は咄嗟に引き戸の鍵を確認したといいます。

クラウ○ーさんは執拗に威嚇のポーズをしたかと思うと、
ドアをドンドンドンドンドンドンドンドン叩きます。
この図式は真冬のホラーです。

食卓から出てきた父と母も一瞬固まりましたが、父と母が瞬時に私たちの安全を確保。
クラウ○ーさんも父母を見ると逃げようしましたが、雪に足を取られて転倒。

すかさず、引き戸を開けて父母二人が突進し、逃げようと起き上がったクラウ○ーさんを取り押さえました。

雪の中で取り押さえられたクラウ○ーさん。
その仮面を取ると、家族全員見知らぬ若い女の子でした。
妹の知り合いでもないみたい。

とりあえず着ていた衣裳で女の子を拘束し、何故か暖かいお茶と共に女の子の話を聞くことに。
その彼女の話によれば… 私の彼とその親友によって、自分の彼(その親友氏の後輩だそうで…)との仲を引き裂かれたと勘違いしたみたいです。

なぜ私の家の住所を知っていたのかという件に付いては、女の子が私の彼の友人を装い、共通の知り合いだった私の友達から聞き出したとのこと。

「この娘を警察に通報しようよ」
「寿命が10年は縮んだよ」

そう主張した妹と私でしたが、女の子が受験生ということ、そこまで被害はなかった(私と妹に衝撃を与えた程度だった)ということで、 今回だけは見逃すということになりました。

結局は物理的な被害もなく、単なる女の子の勘違いが起こした真冬の珍事なんですが…。
そんな真冬の夜にクラウ○ーさんの顔と向かい合った時の私と妹の恐怖といったら…筆舌に尽くしがたいものがあります。

女の子が置いて行ったクラウ○ーマスクと黒装束は、妹が部活の新入生一発芸で使うと言って、合宿に持って行きました(昨日)。

「彼氏が浮気したら、これ被ってドンドンしに行こうね☆」
(今日の妹からのメールの文面です