武勇伝とはちょっと違うかもしれないけど、10年に渡る話をスカっとまとめてみた。
とある女性、Aさんが新卒で入社。

女性が少ない精鋭部署に配属。

早速「女は下働きしてりゃ良いんだよ」なオッサンBが苛め開始。

しかしAさんは大変に優秀だったため、すぐに頭角を現す。

BはAさんから仕事を取り上げて掃除ばかりさせようとするも、やがてAさんがいないと自分の仕事も回らない状況に。

そうなったらB、少しは態度を改めるかと思いきやむしろAさんを専属奴隷扱い。

やっとけよ!って仕事を預けて、妻子持ち企業戦士の俺が早く帰れるように動くのがお前の仕事だ!と宣う。

それでも有能なAさん、次々に結果を出していく。

Bは自分の成果だと言い張っていたが周りはだいたい解っている。

Aさんは間もなく、専務軍団率いるトップチームに移動。

するとBの仕事はすぐに滞る。

Bは部署違いのAさんの所に行って上から目線で仕事を投げるが当然断られる。

気に入らないBは、Aさんが専務と不倫関係にあると言いふらし始める。

だから抜擢されたのだと。

それが大きく噂になり、専務の奥様が詳しく話を聴きたいとBにアポ。

奥様は、キィィどこの泥棒猫よ!じゃなくて、夫が未婚のお嬢さんにとんでもない事を…!って感じだった。

青ざめるBは、自分は知らない、言ってないと奥様に云うが、回り全員、Bさんが言ってました直接見たそうですよとお伝えする。

奥様はBに、知っている事があればどうか教えて欲しいと懇願。

そしてBの嘘がバレる。

これを切っ掛けとして社内左遷超降格人事、新人と同等の扱いに。

懲りないBは、回された部署で一緒になった若く可愛い女性社員に、君もさー冷え性で乾燥肌なんでしょお?椅子の座布団が厚いねぇー不妊予防でしょ解るよ。偉いねえーそれこそが女性の仕事だよぉ

と不用意な発言をし、元来鬼女気質満点な彼女のやる気スイッチを押してしまった為に、結局依願退職に追い込まれた。

もうちょっとで定年だったのにね。

因みにBの依願退職を受け取った総合管轄の当時のボスは、Aさんでした。

Aさんを見て安心し「お前、御託は良いからすぐに俺の為の動け」と言うBにAさんは「お疲れ様でした」と言ったそうです。

この間、Aさんと同期である我々がしたバックアップは、BがAさんをこき使っていると上にさり気なくチクる事、Bが流した専務の噂が奥様の耳にまことしやかに入るようにした事、若く可愛くエリート鬼女な新人ちゃんがBと同じ部署に回るようした事

この位です。

他には特に何もしていませんが10年足らずで自滅しました。

乾杯