兄が結婚する事になった。相手は外国の方。 

その結婚式に、従兄弟の嫁さん(Aさん・40代子梨)が兄嫁母国の民族衣装で出席したいと言ってきた。Aさんは日本人。 

確かに兄嫁母国の民族衣装は可愛くてコスプレにも良く使われてる。

しかし私達親族は全員着物で出席するし、兄嫁側の出席者も民族衣装で来る人がどれくらいいるかは分からない。

下手したらポツンになっちゃうかもしれないですよ、と伝えた。 
ちなみにAさんと兄含む私家族は特に親しくない。

するとAさん、私達も民族衣装を着たら良い、可愛いから皆で着よう、きっと兄嫁さんも喜ぶ、衣装はそちらで見立てて用意して欲しい、着付けも宜しく、と。

どうも、なにか勘違いをしているようで… 

結婚が決まった時に兄夫婦+家族が祖父母に挨拶に行った際、着道楽の祖母に兄嫁が民族衣装一式をプレゼントした。

その場で着付けして、私と母も頂いていた物を一緒に着て、同じく民族衣装を着た兄嫁と、庭で写真を撮った。

その時に「結婚式でも着ちゃおうかー」なんて冗談を言ってた。 

それも聞いていて、真に受けたようで、「私も!」と…

その事を説明したし、Aさんの衣装を見立ててあげる事は出来てもプレゼントは出来ないし、当日の着付けも無理だと思う。

それでも良いなら着てきても良いけど、浮いちゃう可能性大、そもそも結婚式に外の国の民族衣装はどうかと思う、と伝えた。

でもAさんは「だってBさんの子は着るでしょ~?」と言う。

Bさんは別の従兄弟の嫁で、幼い双子がいる。賢くて可愛い。

その子達が兄嫁母国の民族衣装を着てヴェールガールをする。

それなら私も!と思ったみたいだけど、そりゃ小さい子だし、Bさん自身はスーツで出席するし、兄夫婦の希望だし。

などという事をつらつら告げてやめて欲しい事を伝えた。

Aさんは結局、当日に民族衣装を着て参加した。

こちら側で着ているのはB双子とAさんのみ。

兄嫁の側は、親族数人が着ていたのみ。兄嫁自身もお色直しで着ただけで、後は普通のウエディングドレス。

Aさんは通販で仕入れたらしくコスプレ感満載の衣装。 

年も年なのに、マジックテープで着るテラテラした生地で、兄嫁親族も「…?」って感じだった。

さすがに居辛かったようで、B双子の側にくっついてあたかも保護者のように振る舞っていたけど、B双子は本物を兄嫁母に着付けて貰っているので完璧。

横に立つと差が歴然で、余計みっともない感じに。

私家族は当日忙しかったし、式も披露宴も楽しかった。 

だからAさんの事はそんなに気に留めていなかった。

が、後日。A夫婦が文句を言ってきた。 

内容は、自分だけ民族衣装着て恥ずかしかった事、B双子には用意してあげたのに自分にはなかった事、B双子には謝礼を払ったのに自分にはなかった事。など。

全て事前に説明したし、止めてくれって言いましたよね?と言ったけど、A夫婦は納得していない様子。

一体なんなの?と思ったら、どうやらAさんは自分の事を「若くて可愛らしいお嬢さん」だと思っていたらしい。

つまり、自分はB双子と同じような立場だと。

兄嫁の姪でミラクル美少女がいて、その子は振り袖を着てくれた。 

それはやっぱり謝礼を払って色々お手伝い兼、華をして貰ってた。

Aさんは自分もそういった存在だと思っていたようで、どうやら「私、着てあげようか?♪」くらいに思っていたようだ…。

予定では、私達側もみんな民族衣装を着て、その中でもAさんは謝礼を貰ってより良い物を着せてもらって、楽しい一日にする、という感じだったみたい。

楽しい筈だった私の一日をどうしてくれるんですか、返せるんですかと涙ながらに言われた。

うーん、ない。Aさん、年齢もあるけど見た目もアレだから。

言い淀んでいたら、祖母がハッキリ 
「ああいうのは、基本的に可愛い子供にお願いする物で既婚者で親しくもなくて国も関係ない人にはお願いしないし公の場で自国の物でない民族衣装を着るのはマナー違反。結婚式は縁起物だという事を分かっているか?」 

という内容の事を言った。 

A夫婦は「だったらそう言って欲しかった」と言うので勿論「何度も言った」と言うと、 

「こちらが納得するまで言ってくれないと言った事にはならない」 

というありがちなぐうたら理論を展開。だから無視した。 

しかし兄嫁には何も言えないんだよね、この夫婦。 

黙って真っ赤になって俯いてしまう。兄嫁日本語話せるんだけど。

最近、Aさんが友人の結婚式にあの衣装を着ていったらしくて夫婦共々学生時代の友人を一気に失ったらしい。当たり前だよ…。 

本人達は「こういう島国根性が日本の発達を阻害している」だって。 

へんてこな格好で人様のセレモニーに出るの失礼だからやめたら?って小学生の親戚子に言われていたよ。

ちなみにAさんが自分を「可愛いお嬢さん」と思っていた理由は、A夫の弟嫁(30代子蟻)に対抗しての事だったらしい。

A夫弟嫁はいかにもかあちゃんという感じで、太っていて身繕いしない。

しかし子供を産んでしっかり育てているので周囲の信頼は厚い。

それに対抗して「自分は子供を産んでいない、だからまだお嬢さん。

義弟嫁に比べたらおしゃれだし細いしイケてる」と思っていたそうだ。

それで、A夫弟嫁をネチネチいびっていたそうで…

A夫弟嫁はそのせいで「どうせ自分は女じゃありませんよ」という緩い洗脳にかかっていて、だから身繕いも一切しなくなっちゃってた、という事が発覚。

今後はA夫婦とは誰しもが距離を置いて、A夫弟嫁に元気になって欲しい、というのが親戚中の思いです。